半紙について

こんばんわ、札幌市厚別区新札幌にある成鳳書道教室です。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

今回は半紙についてお伝えします。

紙の製造方法と特徴

 紙がどのように作られているかご存知ですか?紙は植物の繊維を細かくしたものを水や糊と混ぜ、薄くのばした後に乾かすことで出来上がります。これを、紙をすく(漉く/抄く)と言います。

 かつては職人の手で一枚一枚丁寧に紙は漉かれてきました。現代ではより効率よく大量生産できる方法が研究された結果、工場の機械で作られるようになりました。

 書道で使われる紙も同じように作られています。漉き方の違いによって変化する紙の特徴を機械漉きと手漉きに分けて紹介します。

機械抄き

 西洋で発明された紙の漉き方です。薄くて均一の質の紙を作ることができます。

  1. 円網抄きまるまみ
    原料は広葉樹のパルプ。洋紙を習字の紙用に作ったもの。表と裏の違い一目でわかる。表面がツルツルしていて筆が滑りやすい。書いた字が滲みにくく、擦れにくい。しっかり乾かさないと墨が垂れる。
  2. 短網抄きたんもう
    機械で漉いたことには変わりないが、円網漉きとは違って、手漉きの和紙と同じ原料を用いて作ることが可能。手漉きの紙と似た感触の紙を作ることができる。手漉きに比べると表現力に乏しい。

機械があるなら、昔からなじみの手すきの紙があります。どのような違いがあるのか?半紙の素材によって書いた字が引き立つ、書く内容によって半紙を選ぶ、それも楽しい。知っておくことも大切ですね。 次回お伝えします。

おやすみなさい。"(-""-)"

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